
酸素は、私たちが生きるために欠かせないエネルギー源です
その酸素は血液に乗って全身の細胞へ運ばれますが、実は「結合型酸素」と「溶解型酸素」という2つの形があるのをご存じでしょうか
この記事では、それぞれの特徴と役割、さらに酸素ボックスで「溶解型酸素」が注目される理由をわかりやすく解説していきます
結合型酸素とは
結合型酸素とは、赤血球の中にある ヘモグロビンと結びついた酸素 のことを指します
普段、私たちが呼吸で取り込んだ酸素のほとんど(約98〜99%)は、この結合型酸素として体内をめぐります
赤血球の中のヘモグロビン(トラック)に、酸素(荷物)を積み込んだような存在で、血管(道路)を使って、全身の細胞に運ばれているというイメージです
結合型酸素となったヘモグロビン(酸化ヘモグロビン)は、酸素が不足していることろで結合をやめ酸素を補給し、また新たな酸素と結合して、赤血球の寿命(120日)の間、働き続けますが、血中の「糖」と結合した場合は、生涯、糖化ヘモグロビンとして存在します
溶解型酸素とは
一方で溶解型酸素とは、 ヘモグロビンに結合せずに血液の液体成分(血しょう)に直接溶け込んだ酸素 のことです
通常は全体の1〜2%程度しかなく、わずかな存在にすぎません
しかし、この溶解型酸素はとても小回りが効き、結合型酸素が届きにくい場所に酸素を運ぶことができます

例えるなら、「バイク便」のような存在ですね
大きなトラック(結合型酸素)が入れない細い路地まで酸素を届けられる――それが、溶解型酸素の特徴です
溶解型酸素の役割とメリット
溶解型酸素が増えると、次のようなサポート効果が期待できます
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疲労回復:細胞のエネルギー産生を助け、回復を早める
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美容効果:肌のターンオーバーを促し、くすみやむくみ改善に
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血流改善:冷えや循環不良の部位にも酸素が行き届く
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ケア効果:炎症部位やケガの回復サポート
特に美容や健康を意識する方にとっては「内側から整うケア」として注目されています。
【酸素ボックス】で、溶解型酸素が注目される理由
通常の呼吸では溶解型酸素はごくわずかですが、【酸素ボックス】のように気圧を高めた環境に入ると、血液中に溶け込む酸素量を増やすことができるのです
【酸素ボックス】というと「酸素が補給できる」というイメージなのですが、実は、溶解型酸素を効率的に増やせることこそが、【酸素ボックス】が美容・健康・疲労回復などの分野で注目されている理由なのです
まとめ
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結合型酸素=ヘモグロビンと結合した酸素
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溶解型酸素=血しょうに直接溶け込んだ酸素
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溶解型酸素は酸素ボックスで増やせるため、美容・健康効果のカギになっている
「肌も、髪も、体調も、まるっとケアしてくれる」そんな酸素美容の秘密には、この「溶解型酸素」の働きが大きく関わっているのです