【酸素ボックス】は効果がない!?|仕組みと効果について解説

【酸素ボックス】は効果がない!?|仕組みと効果について解説

【酸素ボックス】をご存知ですか?



いま、忙しくても「美も健康も諦めたくない!」というアラフォー・アラフィフ世代の女性たちの間では、知る人ぞ知る、”内側ケア=酸素美容”として注目されはじめています



ボックス内で横になって自由に過ごすだけで、朝の体が軽い、疲れにくくなった、肌の質感が変わった——そんな声が寄せられています



【酸素ボックス】は、内部の気圧と酸素濃度を高め、“溶解型酸素”を増やす仕組みが鍵となります



この記事では、その原理と使い方をやさしく解説していきます

※医療行為ではありません/体感には個人差があります

 

酸素ボックスはどんな働きをするのか?――高気圧×高濃度酸素で「溶解型酸素」を増やすと良い理由

 

 

【酸素ボックス】は、室内の気圧と酸素濃度を高めることで、体内に“溶解型酸素(血液や体液に直接溶ける酸素)”を増やすことで、身体のすみずみまで酸素を取り込むための健康機具です 

体内には2種類の酸素があります。 それは【結合型酸素】と【溶解型酸素】です

ふだんの呼吸では、酸素の多くは血液中のヘモグロビンと結びついて全身に運ばれます(結合型酸素)

そして体内酸素の99%が結合型酸素なのですが、ヘモグロビンと結合している為にヘモグロビンの量を超えて運ばれることはありません

全身の血管の90%は毛細血管ですが、結合型酸素は分子量が大きく毛細血管を通りにくいという特徴があります

 

いっぽう【酸素ボックス】では、気圧と酸素濃度を上げて酸素のを血液に移る力(酸素分圧)を高めることで、血液に直接溶ける酸素(溶解型酸素)が増えやすくなります

 

結合型酸素と溶解型酸素の説明
溶解型酸素は、毛細血管にまで溶け込みます(イメージ)

 

 

「気圧×酸素濃度」が変わるとどうなる?

 

ふだん私たちが過ごしている環境(常圧=約1.0気圧)は、酸素濃度が 約21%で、血液に溶け込む酸素の量は限られています

 

いっぽう【酸素ボックス】内は、およそ1.3気圧・酸素濃度30%前後に調整されており、この環境では酸素が血液や体液により多く溶け込みやすくなります

 

    ※ この作用は、酸素カプセルはヘンリーの法則に基づいています
    ヘンリーの法則とは【気体が液体に溶解する量は、その気体の分圧に比例する】という理論です 酸素カプセルは最大1.3気圧の高気圧環境を生み出し、MAX50%の高濃度酸素を吸入することが出来るのです

 

その結果、血液中に酸素が通常より多く溶け込み、毛細血管まで届きやすくなります

 

それにより、血行が促進され、疲れにくさや睡眠の質の変化、お肌のコンディションの向上などを実感される方もいます(※体感には個人差があります)

 

 

ご利用中の流れ(加圧 → 滞在 → 減圧)

 

1. 加圧

 

酸素ボックスのドアを閉めると、装置が数分かけて内部の気圧をゆっくりと高めていきます

このとき耳に圧迫感を感じる場合がありますが、唾を飲み込む・あくびをする・顎を軽く動かすなどの「耳抜き」を行うと和らぎます

 

うまく「耳抜き」ができない場合は、無理に我慢せず、スタッフに伝えて調整してもらいましょう(ご自宅での利用の場合は、ボックス内で減圧できます)

※ 最初は 1.1気圧からはじめることもできますので、回数を重ねて、慣れてきてから1.3気圧にしても良いでしょう

 

2. 設定した圧をキープ

 

設定された気圧と酸素濃度の中で、通常は60分ほど過ごします

中では読書をしたり、音楽を聴いたり、仮眠を取ったりと自由に過ごせます(スマホもご利用いただけます)

 

何か特別な準備や動作は不要で、ただ“入って横になる”だけでもOKです

体と呼吸をリラックスさせながら、酸素をゆっくり取り込みます

 

3. 減圧

 

セッションの終わりには、数分かけて気圧を元に戻します(5分程度)

このときも耳に圧を感じる場合がありますので、加圧時と同じようにやさしく耳抜きを行います

体調に違和感があるときは、無理をせず途中で中断することも可能です

 

 

通常呼吸・酸素吸入との違い

 

私たちがふだん過ごしている空気は、酸素濃度が約21%だといわれています



しかも近年は都市部を中心に、大気中の酸素濃度がわずかに低下しているという報告もあります

つまり、日常生活の中で取り込める酸素の量は、昔より少なくなっている可能性があるのです

*酸素不足についてはこちら*

 

また、市販の酸素吸入器は、酸素濃度だけを高める方式がほとんどです

この方法で取り込める酸素は、主にヘモグロビンに結合して運ばれる「結合型酸素」で、血液や体液に直接溶け込む「溶解型酸素」はあまり増えません

 

【酸素ボックス】は、酸素濃度を上げるだけでなく、室内の気圧そのものを高めるのが大きな特徴です

気圧が上がることで酸素分圧(酸素が血液へ移る力)も高まり、溶解型酸素が増えやすくなるのです

 

高気圧環境をつくれる【酸素ボックス】は、酸素吸入器や通常の呼吸では得にくい、全身のすみずみまでいきとどく酸素を摂取できることが、大きなメリットといえます